【コラム】クリスマス会の振り返りを行い、自分を冷静に分析する力を育てます。

クリスマス会後に、12月中にレッスンに来た子たちとは、発表会の振り返りをレッスン内で行います。12月中にトリッピーに来られなかった子たちには、メールで宿題という形で振り返りシートを送り、自宅で親子でやっていただくことにしました。

振り返りシートを行う理由は、以下です。

・冷静に、自分のことや状況を見つめる・他者からの評価を受ける・具体的な言葉にする・次回への目標やモチベーションを持つ

見学(出演はしなかったけど、出店ワークショップに参加の子)にも、こちらのシートを送りました。見学に来てくれた子たちも、この宿題をしてもらえたらと思っています。

冷静に、友達の事や、会のことを見つめてもらい、具体的な言葉で、自分の意見と理由を話してもらうことと、自分の中で、「これは好きかな」「これはあまり好きじゃないかも」という、自分の中での判断基準を作ってもらいたいからです。

良いことだけではなく、そうでもなかったなということでも、全然良くて、当人がどう感じたかと、その理由を言語化し、自分はどう思ったのかを本人が、自覚することが大事で、そうすることで、自分で「これはやってみようかな」「これはやめておこうかな」という判断をしやすくなり、自分の気持ちに、明確に気付き把握することができます。
(特に、感情コントロールをしていくには、冷静に分析できる力をつけておいた方がいいからです)

ということで、事前にお送りした写真を見ながら(子どもたちは忘れてしまうのですが、見ると思い出せます)「この子、○○してて、すごいね。だって○〇と思うから」とか、「ケーキは、甘すぎたね。だって、クリームが多すぎたもんね」とか、、、、
なんでもいいので、親子で話をして、自分の中での好き嫌い、自分の意見をはっきりと明確化&言語化してもらたらと思います。

 

実際にレッスンで、振り返りシートをやってみると、グループレッスンの子たちは、かなり受け皿が広くなっているので、他者に対しての意見が多くなります。もちろん、自分のことを振り返って、「あそこがこうだった」とか「次はこうしたい」ということも言っていますが、マンツーマンクラスの子との違いは、他者への優しいまなざしです。他者の発表を、よく見ているし、見知らぬ子の発表のことも褒めてくれたりして、自分がどうのこうのではなく、冷静に分析しています。

トリッピー表現力教室の場合は、マンツーマンクラスからグループレッスンに移行・併用するのは、そこに理由があります。最初からグループレッスンにしても、自力が付いていないうちは、自走のやり方が分からないので、なかなか効果が薄いのです。

ということで、今回のクリスマス会の振り返りシートは、それぞれがみんなの良いところを分析して書いてくれていたので、1月にみんなのが出そろったら、皆さんにシェアしようと思います。そんなにかかわりがない子から「○○ちゃんの○○が面白かった。なぜなら~」と書かれていると、思いがけず嬉しいですもんね。

ちなみに、振り返りシートには、必ず、理由を明記する項目が入っています。なぜなら、答えを出すにはなんだかの理由が自分の中にあるからです。分析したり、言語化する力を育てて、自己表現が出来るようになってほしいからです。

みんなからの振り返りシートをもらうのが、楽しみです(^^

 

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